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自作de防音室TOP>防音室>防音換気扇


サイレンサーの製作


防音室の換気設備を製作していきたいと思います。

防音室は音漏れを防ぐ為に極力隙間を無くして製作していきます。

隙間を無くすという事は、空気の通り道を無くすという事です。 当然人間は空気(酸素)を吸って呼吸をしないと死んでしまいます(汗)。。

せっかく作った防音室の中で酸欠で死んでしまう(怖)のはイヤなので、換気扇を取り付けたいと思います。

換気扇と言っても普通の換気扇は中身がスカスカで、換気はしっかりとしてくれるのですが、肝心の音までも通してしまいます。

色々調べてみると、防音室などに良く使われている「ロスナイ」という熱交換式の防音換気扇があるようです。

しかしお値段の方が安くても数万円はする為、とても今のわたしでは手の届く代物では無いようです。 やはり無い物は徹底的に自作する事に限ります・・・。という事で、サイレンサー部分(消音機)を製作してみました。

石膏ボードと杉荒材を使って箱を作り、その中にはパンチカーペットを貼り付けています。


近所のホームセンターで探す


一言で換気扇といっても色々なタイプがあり、どのような換気扇を取り付けるか迷いました。

そこで近所のホームセンターを回って換気扇を探してみました。

わたしの近所にある「ハンズマン」というホームセンターで安い換気扇を見つけました。

このハンズマンと言うホームセンター、以前テレビ番組で見たのですが、 袋に入っている商品でも、お店の人に言えばその中から出してくれて、ばら売りをしてくれるのだそうです。

テレビで紹介していたぐらいなので、大丈夫だろうとは思いますが、 この真相が本当かどうか知りたい方は直接お店に行って、自己責任で店員さんに確認して欲しいと思います。





トイレ用の激安換気扇


これがハンズマンで見つけた激安の換気扇です。

この換気扇は通常トイレの脱臭の為の換気扇のようです。

わりと古いタイプのお家のトイレで見かけるような気がしますね。

煙突の様な形のパイプが家の外に伸びていて、その先端にこのタイプの換気扇が付いていると思います。

材質はプラスチックで出来ており、980円という価格にしてはよく出来ているのではないでしょうか。

試しにコンセントにつないで動かしてみましたが、「コォー」という音とともに、気持ちよく動いてくれました。 空気を吸う力も結構あるみたいですので、期待が持てます。


空気の通り道


トイレ用の換気扇を、先に作ったサイレンサー(消音機)へ取り付けていきます。

まずはサイレンサーに、換気扇の空気の通り道になる穴を空けます。 室内側の穴は四角でも丸でも、形はこだわらずに良いと思います。

トイレ用換気扇を取り付けるほうの穴は、換気扇の丸い形状に合わせて丸くくり貫くのがよいと思います。

杉合板などの木製の合板に比べて、石膏ボードはかんたんに穴を空ける事ができますので、すごく作業がはかどります。






換気扇取り付け面


サイレンサーの片面(防音室外側)に丸い穴を空けます。

この丸く空けた穴に沿って、パンチカーペットを敷きます。

これはトイレ用換気扇を石膏ボードへ取り付けた時に、 石膏ボードとトイレ用換気扇の間に隙間が出来てしまい、そこから音が漏れてしまうのを防ぐ為です。

これはあくまで隙間を無くす為にやっている事ですので、 隙間テープや、ゴムマットなどを使ってみても良いかもしれません。






防音換気扇を取り付ける


サイレンサーの上にトイレ用換気扇をのせます。

吸音材として使用したパンチカーペットを丸く切り抜いて作った物を、サイレンサーとトイレ用換気扇との間に挟みます。

トイレ用換気扇の側面に小さい穴を空け、そこにネジを通して金具でサイレンサーとトイレ用換気扇を固定します。

安物のトイレ用換気扇ですので、見た目はすごく頼りないです。

安物でもしっかりと換気扇としての機能を果たしてくれればなにも問題ないのですが。









防音室の上に設置する


出来上がった自作の防音換気扇一式を、実際に防音室の上にのせて設置します。

設計、考案した段階で分かっていた事なのですが、防音室を極力広く使えるように考えて、部屋の天井ギリギリの位置まで使用しています。

写真を見ていただければ分ると思いますが、部屋の天井と防音室の上にのせた換気扇とがギリギリで納まっています。

ちなみに防音室の天井高さは、およそ2mぐらいはあります。





換気扇用の電気配線工事


次に換気扇用の電気工事をしていきます。

・・・と言ってもただ単に防音換気扇のスイッチと、後でつける照明用のスイッチ類を付けるだけです。

写真に写っているのが今回用意した配線など一式です。

わたしの考えとしては、防音室の中で酸欠になり死んでしまうのはイヤなので、 防音室の照明を付けた時に、自動で防音換気扇も点くようにしたいのです。

そうすればうっかりと防音換気扇を点け忘れるというような事が無いと思います。安全装置の様なものです。






コンセントの設置


防音室の中にコンセントを設置していきます。

防音室の外側から100V用の配線を通しています。この時いっしょにテレビ用のアンテナ線(同軸ケーブル)も通してみました。

これは後々防音室を使用する時に、電子ドラムの演奏だけでなくわたしの大好きなF1中継を見る為であります。

F1中継は夜中に放送されている為、興味の無い人にとっては、どうもあのエンジン音が気になるようです。(嫁談)

なのでわたしはいつもヘッドホン装着での視聴を余儀なくされております。

これも防音室が完成してしまえば、心おきなく大音量でF1中継を見る事ができると言うわけです。


配線は極力隠す


スイッチやコンセントから伸びている電気配線を「ステップル釘」という配線用の釘で柱などにまっすぐ這わせていきます。

なるべくまっすぐに這わせておかないと、後で吸音材などを防音室の壁の中に入れる際に邪魔になる可能性があります。

まっすぐにと言っても、杉荒材の柱に沿って固定すればほぼまっすぐにはなります。







スイッチの設置


DIYが好きな方は一度はスイッチ類の取替えなど行った事があるのではないでしょうか。

今回は照明のスイッチを設置していきます。色々なタイプのスイッチがあるようですが、一番シンプルな物を取付けてみました。

シンプルな物を取り付けたのは、もちろんお値段が一番安いからです。

高価な物には、電源をオンかオフにした時にランプが点灯したりする物もあります。「オンピカ」などと名前もついていたりする物もあります。

今回は防音室の照明が点灯するのと同時に、防音換気扇も作動するように連動させました。


天井で結線


防音室の天井で、照明や防音換気扇の配線を結線します。

先に述べたように、防音室の照明と防音換気扇を連動するようにしています。

本来であれば、市販の電器器具を使用して結線させても良いのですが、わたしは「半田ごて」を使用して 配線どうしを繋いで、その部分をビニールテープでぐるぐる巻きにしてみました。

見栄えは悪いですが、自宅使用ですので別に問題はないのです。






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