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内壁の製作

防音室全体に吸音の為のロックウールを敷き詰めたら、次は石膏ボードの内壁を製作します。
防音室の外壁に使用した石膏ボードの厚みは9.5mmでしたが、内壁に使用する石膏ボードは12mmの厚みの物を使用しました。
防音性能(遮音性能)を考えたときに、石膏ボードの厚みがある方が少しでも効果が高いだろうという理由からです。
防音室の内壁が出来上がってくると、いよいよ完成が近づいてきたのかなという感じです。
石膏ボードを貼る際は、ロックウールの厚みで手前側に浮いてしまいますので、手で「ぐぐっ」と押した状態のままコーススレッドで固定していきます。
固定する釘の位置

石膏ボードをコーススレッドで固定していきます。
この時、杉荒材の柱の位置に固定していきますが、誤って柱の無い位置にコーススレッドを打ち付けてしまわないように、
写真のように水糸を柱の位置にまっすぐに垂れさせてから、柱の位置を確認できるようにしてみました。
コーススレッドを打ち付ける間隔は、だいたい100mm前後としています。
あまり間隔をあけすぎると石膏ボードが浮いてしまう事がありますので、出来るだけ間隔をつめた方が良いようです。
石膏ボードを張りつける

石膏ボードを数枚貼ってみるとかなりコツをつかめたのか、作業スピードがどんどん上がっていきます。
石膏ボードの固定にはコーススレッドを使用していますので、締め付ける際には電動インパクトドライバーを使う事ができます。
これだけの数のコーススレッドを、普通の手動で回すドライバーでした場合どれだけの時間が掛かるのでしょうか。
電動インパクトドライバーはさまざまな使い道があるうえに、取扱いも非常にかんたんで、ご家庭にひとつあればかなり重宝する事間違いありません。
コンセント部分の処理

防音室の中の100V用コンセントを設置していきます。
石膏ボードで内壁を作ってしまう前にスイッチボックスを杉荒材の柱に固定します。
写真に写っている黒い物がスイッチボックスですが、価格は一個あたり70円とかなりお安い物でした。
杉荒材へは付属のネジを斜めに通して固定していきます。ご家庭のコンセントを見てみれば仕組みが分ると思います。
くれぐれもブレーカーをあらかじめ切ってあげてから作業してくださいネ。感電しますので・・・。
あとはスイッチボックスを取り付けたら、その場所をくり貫いた石膏ボードを上から貼り付けるだけです。
石膏ボード貼り付け完了

防音室の内壁の石膏ボードをすべて貼り終えました。
グラスウールも完全に見えなくなり、いよいよひとつの部屋らしくなってきたような気がします。
はじめはこの石膏ボードの上から壁紙クロスを貼っていこうと思っていたのですが、
石膏ボードの表面がわりときれいで見栄えも良いので、このままでいこうかなと思います。
色も濃いベージュ色の様で、温かみのある良い色だと思います。
石膏ボードの隙間充填

防音室の内壁にすべて石膏ボードを敷き詰め終えたら、次は石膏ボードと石膏ボードの
隙間をシリコーンシーラントで埋めていきます。
防音室の外壁の時もそうでしたが、とりあえず今回の防音室製作では見た目は気にしないことにしています。
よって外壁、内壁ともクロスなどを貼るつもりは無く、石膏ボードの面むき出しのままで使用したいと思います。
当然石膏ボードと石膏ボードの隙間もきれいにパテ埋めする必要もありませんので、
やはりここでも安価なシリコーンシーラントを使用したいと思います。
隙間充填の完了

防音室の内壁の隙間に、すべてシリコーンシーラントを充填しました。
ところどころはみ出ていて、あまり見た目は良くないですが、
一番の目的である防音室からの音漏れという観点からは、十分機能を果たしてくれると思いますので十分だと思います。
シリコーンシーラントの価格も1本あたり200円前後ということで、贅沢にたっぷりと使ってもあまり気にしないで済みます。
写真に写っている天井の穴は、防音室内の空気を外へ出す為の換気口です。
ここを通った空気は、天井上にある吸音消音の為の自作サイレンサーを通り、換気扇を経て防音室の外へと放出されます。
<<ロックウール パネルカーペット>>

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