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壁面へ吸音材を貼り付ける

現在防音室の壁は石膏ボードがむき出しのままです。
このままの状態で手を「パチンパチン」と叩いてみました。
すると防音室の中で音が乱反射しているようで、小さな山びこのように音が跳ね返って響いているのが分かりました。
このままの状態だと、防音室の中で電子ドラムと共に再生しているCDなどの音楽が響きすぎてしまい、うるさく感じてしまうと思います。
適度に音を吸収(吸音)してくれるような環境にしなければなりません。
そこでわたしが考えたのが、防音室の壁面へパンチカーペットを貼りつけるというものです。
一般的にはふわふわとやわらかい物が吸音には適しているようで、カーテンなどの布を壁面へ垂らしたりする方が多いようです。
わたしもカーテンにしようかと思ったりもしましたが、お値段が高く現実的ではありませんでした。
そこでホームセンターを回り、探し出したのがパンチカーペットです。触ってみると全体的にふわふわした繊維のかたまりの様なものです。
パンチカーペットを一枚ずつ防音室の壁面へ、タッカーを使い貼り付けていきました。
防音室の吸音材貼り付け完了

防音室の壁面へパンチカーペットで代用した吸音材を貼り終えました。
パンチカーペット1枚1枚の間隔は壁紙とは違い、つなぎ目を揃える事が難しいので少しづつ間隔を空けてみました。
壁面への施工と同じように、天井部分にも貼り付けていきました。
パンチカーペットを全て貼り終えてから、手でパチンパチンと叩いてみたところ、
パンチカーペットを貼る前と比べて、明らかに音の反射が起きていないことが分ります。
施工前は効果があるかどうが半信半疑でしたが、この程度の作業レベルで吸音出来るとなると、
パンチカーペットを貼ってよかったなとつくづく思います。
すきまテープ

防音室はやはり音漏れ対策が重要だと思います。
防音室の出入り口である防音ドアも極力隙間のないように作っています。
しかし防音ドアと言えども、「動く物」ですので、少なからず数ミリの隙間はあります。
音はこの数ミリのすきまからも当然もれていきますので、ふさぐ必要があります。この時に活躍するのがスポンジ状のすきまテープです。
材質はスポンジで出来ており、片側に貼り付けるための両面テープが出来ております。
これをドア枠部分にぐるっと一周させて貼り付けていきます。
すきまテープの貼り付け

すきまテープをドア枠部分に貼り付けました。
防音室の防音ドアを閉めた状態で換気扇をつけると、すきまテープを貼り付ける前は空気が漏れていました。
ところがすきまテープを貼った後は、手をかざしてみても空気が漏れているのは確認できませんでした。
すきまテープの材質はスポンジで出来ていますので、本格的な防音は出来ないかもしれません。
すきまテープをしないよりは幾分ましかなとは思いますが、やはり重要なのは防音ドアを取り付けたときに
極力すきまを少なくする事が重要ではないのかなと思います。
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